整備による問題解消と、これから

 総距離 7,000 km を走ってきたことによって
 各所に起こっていたイージーライダーの問題解消と
 もっとも陥りやすいトラブル、パンクへの対処法について
 臨時特別講習および整備をうけてきました。
 これによりイージーライダーは仮復旧され、
 次の一年へ向けて走り出すことになります。

 イージーライダーの購入は昨年、2004 年 3 月 31 日のことで
 実質的な走り出しは 4 月 1 日よりのことで
 現在では 11 ヶ月という期間が経過しました。
 自転車という全般的な枠の中では 11 ヶ月というのは
 まだまだ短いものだというのは、感覚的にご存知のことでしょう。
 ただ、この 11 ヶ月はイージーライダーにとっては長いもので
 距離でみて 7,000 km 、時間についてはサイクルコンピューター
 その機能が搭載されていないので、走行時間としてのデータはないものの
 文字通り一日中自転車に乗って過すロングライドを決行した日もあり
 けっこう 11 ヶ月という月日は、イージーライダーにとって長いものでした。

 これまで起きたトラブルといえば、代表的なものはパンク。
 調整不足による、ブレーキワイヤーの伸び、ディレイラーワイヤーの伸びになりあす。
 他には、シートポストのロックのゆるみ、前ディレイラーワイヤーのちぎれなど
 いたるところに、小さなものから致命的なものまでトラブルを抱え込んでいました。
 自転車は日常点検やメンテナンスあってこそ、長く乗りつづけることができるもので
 街中を走っていると、錆付いたギアをキーキーと音を鳴らせながら走っている
 学生と思わしき方などを見かけるたびや、イージーライダーで走行中のふしぶしで
 遭遇する上記にあげた問題のたびに、痛感させられるものがあります。

 自転車でとにかくありがちなのはパンクとチェーンのはずれだと思われますが
 イージーライダーの場合は、チェーンがはずれた場合でも復旧が容易なため
 時間のロスはほとんどありません。
 乗りたてのころは、変速機の操作で簡単に直せるのを知らなかったり
 手際が悪かったりしましたが、最近はチェーンがはずれた場合でも
 数秒あれば十分になっているので、深刻さを感じなくなっています。
 脅威レベルとしては。パンクがやはりダントツで、瞬間パンク修理剤を使って
 仮復旧させる方法があっても、チューブをダメにしてしまうようなので
 パッチをあてることで、乗り切るほうが良いようです。

 パンク修理についてのくわしくは、専門的に解説されているサイトや書籍のほうで
 ご確認いただくとして、ここでは修理や整備後に 30 km 程度走行してみての
 イージーライダーの状況などに焦点をむけさせていただきたいと思います。

 整備によって、ついきのう起きた前変速機のワイヤートラブルは
 いちおうの解決がおこなえ、変速がおこなえる状況にはなりました。
 ただ、ほつれたワイヤーのうちの細くなっているもので留め金に固定されているので
 これは近いうちにワイヤー自体の交換が必要になるもようです。
 ギアまわりに付着していた油や埃の塊なども、だいぶ落すことができたため
 走ってみると気持ち抵抗の減少があり、若干の違いながら感覚としては
 以前よりも動力の働きがうまくいっていて、力強い走りとなったように錯覚します。
 このところ幹線道路を全速力で走る機会が減っていたものですが
 瑞穂ビューパークから上北台までいっきに駆け抜けてみると
 距離にしておよそ 17 km を約 20 分で走りきることができました。
 ギアチェンジによってワイヤーへの負荷がかかるのを懸念して
 前ギアは 3 段(重いギア)へ固定して、後ギアだけを変速させました。
 他には、西武球場多摩湖の付近など坂の多いところを走ってみましたが
 さすがに上り坂は 3 段目固定だと足への負担が大きく、進みも悪かったです。
 疲労度としては、通常の 3 倍相当になるのではないでしょうか。
 下り坂を走行する場合でも、小さいギアだとペダリングが軽すぎて
 足をとられそうになってしまいそうになるので、回し応えがあるほうが
 安心して滑走することができます。
 全体的な印象としては、まずまずといったところでしょうか。
 ただ、きのうの状況とは一変して、クロスバイクとしての機動力は
 見違える違いで、前ギアは大きなほうが良いものだ、と実感したものです。

 最近は聖跡桜ケ丘や向陽台若葉台といった、坂の多いところを
 坂ポタリングしたり、多摩サイクリングロードの風の中を進んだり、
 吉祥寺あたりをポタリングするような、低速から中速走行が多かったです。
 近いうちに、また野川をくだってみたり、深大寺のあたりをポタリング
 そこでお蕎麦を食べてみたいとか、国立天文台で四次元プラネタリウムを見たいとか
 思ってみたりしています。
 坂のある地形的なので、ギアを固定で走るとなると、
 最悪イージーライダーを降りて押すことになるかもしれません。
 目下の目標としては、原宿の KDDI DESGIN STUDIO へ愛 MATE 端末を見にいきいのですが
 そうなると甲州街道と井の頭通りを高速走行するルートが適当なため
 平地中心の高速走行では今の車体状況でも、以前とそれほど変わらないと予想しています。
 ただ、甲州街道では陸橋のところに坂があったり、
 井の頭通りでは代々木上原など急な登りと下りの両方の坂が連続しているので
 走行データに変化がある可能性はあると思います。

 そんなこんなですが、これからの一年を駆け抜けていくためには
 仮復旧中のイージーライダーに残された問題の根本的な解決が必要になります。
 すべての個所を整備するとなると、自転車整備士の目からみてほしいのですが
 これまで修理してもらった自転車屋には、どうも当たり外れがあるようで
 むしろ顔見知りに頼んだほうが、よっぽど信頼性が高いような気がしますが……
 持込点検はその場に必要なものが揃っているので楽といえば楽なんですよね、金銭面意外は。
 生活状況的には 1 円の違いでもシビアなため、自己点検できるに越したことはないのですが、生まれてこの方、絵筆でパソコンくらいしかさわったことがないので、なかんか自転車をいじるというのは簡単なようでいて大変です。
 レジストリ書き換えやパフォーマンスチューニングと、ワイヤー調整や油さしは同じようなものでいて、技術はまったく別で、わからないことだらけです。
 今後の課題としては、やはり人にたよっていた部分を自分でできるようになることが重要で、それがイージーライダーと長く向き合っていくための大事なことだと思います。
 まあ、なにげに、じつはイージーライダーでは満足できないところもあり
 ロードバイクへのステップアップもしたいと思いつつ機会はうかがっていますが
 これまで多くの思い出を共にしてきたイージーライダーには愛着があるので
 仮に新しい何かがやってくることになっても、使い分けしていきたいものです。

 と、先のない人間が先のことを思ったところで、なんだか空しいものですね。
 どうせもうこの先長くはないわけです。
 確実に死ぬことはわかっています、100 年以内には。

 本日の走行データ
 走行距離 31.4 km
 最高速度 40.5 km / h
 今月積算 53.65 km