国際フォーラムにて開催されている「富士通ユビキタスフォーラム2004」へ
 Pocket LOOX v70(FLXV7) をさわってきました。


 ●BQM でベンチマークを取ろうとしたところ
  起動はしたものの、操作メニューがでずに
  測定が行えませんでした。


 ●本体は非常に美しいデザインです。
  ブラックとシルバーのツートンカラーですが
  表面のスライリッシュな面持ちと
  背面のつるつるっとした材質感がとても良く
  ブルーに光るインジケータもじつに美しいです。
  これまでの Pocket PC のイメージとは異なる
  非常に洗練されたボディは持つ人に
  喜びをあたえてくれることでしょう。
  さながら表は iPAQ h1900 シリーズ、
  背面は CLIE SJ33 を彷彿とさせるかのようですが
  それらよりも、さらに素晴らしいものがあると思います。


 ●Pocket PC 2003 Second Edition になって
  SIP (入力パッド/ソフトウェアキーボード)の
  デザインが変更されたようです。


 ●これまでのソフトウェアをインストールすると
  「旧バージョンのため、動作が保証できない」というような旨の
  ダイアログが表示されました。
  いちおう、Winampaq だとか、PocketMVP とか
  いろいろいれてみましたが、表示がおかしいものと
  安定して動作するものとがありました。
  QVGA には、手動で切りかえるのではなく
  アプリケーションによって自動的に調整されるような
  しくみとなっているため、既存のソフトがほとんど動きます。


 ●Bluetooth の採用をとりやめたのは、コストの面のようです。
  ただ、ユーザーニーズがあるようならば
  後継モデルであるとか、別モデルについて
  考えて行く必要はあると認識しているとのことでした。


 ●ビデオファイルをいくつか Windows Media Player
  PocketMVP で再生してみましたが、かなり動きはなめらかでした。
  ただ、容量や解像度などのサイズの大きなファイルは
  うまく再生できませんでした。
  「雲の向こう、約束の場所」のパイロットムービー高画質版は
  再生できない場合と、再生できても途中でとまってしまうことがありました。
  これまで Pocket PC で動画をみていた人にはうれしい性能アップですが
  まだ、一般の人が動画を Pocket PC で持ち運ぶというには
  Pocket LOOX v70 をもってしても
  難しいのではないかと思いました。


 ●Intel 2700G グラフィックアクセラレーターは
  係員の方に聞いても搭載しているかどうか
  わからないとのことでした。


 ●Pocket Internet Explorer は、「画面にあわせる」のほかに
  「一行で表示する」といったようなコマンドが
  表示メニューに追加されていて、なかなか良かったです。
  ただ、無理やりやっているので表の罫線が消されて表示されたり
  ちょっと戸惑いましたが、「画面にあわせる」よりも
  各段に見やすいようにレイアウトを成型していた印象があります。


 ●文字が非常に綺麗でした。
  最少に設定すると、熟年の方や目の不自由な方には
  厳しいかもしれませんが、それでもくっきりはっきりしていて
  それだけでも、感動的でした。


 ●結論、Pocket LOOX v70 は値段が高くても
  それにみあうだけのパフォーマンスを発揮してくれる予感のある
  素晴らしいマシンでした。
  そのまま会場で買って帰りたいという衝動にかられたほどです。
  Pocket PC 新世代機は、なかなか楽しませてくれそうです。


 ※持参した SD カードについては、係員さんの許可を得て
  試験させていただきました。