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テクノを聴いているのですが、同じリズムの繰り返しばかりで正直なところ訳がわかりません。
なんというか、新しい音源を買ってきたのがうれしくて、その音源の持つ音を試しているうちに、どうせならアレンジも加えてみたら曲ができちゃった、というような感じです。
それでいて繰り返されるリズムはとても激しくて、メロディーのかわりに何かをうったいかけようとしているかのようです。
聴く人にとっては雑音なのかもしれません。
普段は声優の歌うアニソンとか、徳永英明や小田和正などの古めの歌とか、クラシックを聴くくらいなので、テクノには慣れていません。
あ、Gaket も聴いてました。
テクノはカルト的というかサイバネスだったりサイケデレリックな感じがして、何も考えずにリズムにのって、ただ身をゆだねるのが良いというか……
クラブで聴くにはすごく良いのでしょうけれど、Pocket LOOX にヘッドフォンをつけて聴いてても、お呼ばれでいったクラブでの夜のこととか、六本木のガスパニックにいた人の香水のにおいを思い出したりするくらいです。
DJ イベントはビジュアル的な演出も多用されるようになってきて、一時期は VJ というジャンルが流行っていたようです。
壁にむかってプロジェクターなどで、光を乱舞させてみたり、スモークをたいて、その中に光線を躍らせてみたり、なかなか趣向が凝っています。
お香やらアロマの香りで演出方法もあったりします。
とても閉塞的で、扉の中はさながら異次元空間といった非日常性、くわえてアルコールやダンサーたちの舞いが狂うように酔わせてくれて気がつくと夜が明けている……
一夜限りの魔法にでもかかったかのような五感のすべてを刺激するかのようなトランス感は特別性があり面白いです。
そういう場の空気として、テクノが雰囲気的をつくっていたりするのですが……
まあ、要するにクラブの中、精神的に解き放たれた状況で聴くぶんには良いものなんですが、素面で聴いても面白いことになっている感じです。
GSPlayer でバスブーストやサラウンドなどのエフェクトをかけて聴くとけっこう臨場感が出せるかと思ったのですが、さすがにウーハーをたっぷり聴かせたコンポのスピーカーからでないとお腹にビリビリ響くようなあの感じは出せないようです。
もし出せたとしても鼓膜がやぶれます。
音楽は面白いもので最初はよくわからなくても聴いているうちにだんだん慣れてきたり、楽しみ方がわかってきたりします。
リズムにあわせて身体が自然に動いてたりするようになると、テクノって良いなーと思ってみたりしますが、やはり訳がわかりません。
もっとたくさんテクノを聴いて、好きだと思う気持ちをふやいていきたいです。