地平線の彼方まで、ずっと変わらず続いていくものだと思っていた。
 僕は言葉を見失った。
 忙しさのせいもある、悲しい出来事のせいでもある。
 東京から遠ざかっていたこともあった。
 それでも、モバイラーだったころの僕なら書きつづけていたんだと思う。
 悲しくて、切なくて、やりきれなくて。
 どこにぶつけていいのかわからない思いを、誰かに知ってほしかったのかもしれない。
 



 「4 年前はブロードバンドという言葉を知る人すらほとんどいなかった。
 いまでは誰もブロードバンドの未来を信じない人はいない」


 そんなふうに書かれたパンフレットをみた。



 e-Japan 構想は u-Japan へとシフトする。
 人々のライフスタイルは一変し、より豊かな生活を送れるようになるだろう。
 技術が人類と社会に幸福をもたらす。
 どんな夜も怖くはない。




 2010 年、u-Japan 。
 あなたの隣で微笑んでくれる人は誰ですか ?