メガスターに関する特許

 大平貴之さんの講演会で、特許に関する質問をされた方がいたので
 この機会に特許庁から特許電子図書館へ飛んで調べて見ました。
 概要をいくつかリンクします(詳細は特許電子図書館の別ページにて参照が可能)。



 ●発明の名称 : 恒星投影機
 出願番号 : 特許出願2002−65369 出願日 : 2002年3月11日
公開番号 : 特許公開2003−262915 公開日 : 2003年9月19日
出願人 : 大平 貴之 発明者 : 大平 貴之
 http://www2.ipdl.ncipi.go.jp/begin/BE_DETAIL_SIMPLE.cgi?sPos=2&sFile=TimeDir_22/mainstr1096899791710.mst&sTime=1096898150



 ●発明の名称 : プラネタリウム装置および広角映像投影装置
 出願番号 : 特許出願2002−40034 出願日 : 2002年2月18日
 公開番号 : 特許公開2003−241303 公開日 : 2003年8月27日
 出願人 : 大平 貴之 発明者 : 大平 貴之
 http://www2.ipdl.ncipi.go.jp/begin/BE_DETAIL_SIMPLE.cgi?sPos=3&sFile=TimeDir_22/mainstr1096899791710.mst&sTime=1096898150



 ●発明の名称 : プラネタリウムの朝夕焼け投映装置
 出願番号 : 特許出願平11−312379 出願日 : 1999年11月2日
 公開番号 : 特許公開2001−134173 公開日 : 2001年5月18日
 出願人 : 大平 貴之 発明者 : 大平 貴之 
 http://www2.ipdl.ncipi.go.jp/begin/BE_DETAIL_SIMPLE.cgi?sPos=4&sFile=TimeDir_22/mainstr1096899791710.mst&sTime=1096898149



 ●発明の名称 : プラネタリウムにおける星空の分割投映方法
 出願番号 : 特許出願平11−318165 出願日 : 1999年11月9日
 公開番号 : 特許公開2001−134172 公開日 : 2001年5月18日
 出願人 : 大平 貴之 発明者 : 大平 貴之
 http://www2.ipdl.ncipi.go.jp/begin/BE_DETAIL_SIMPLE.cgi?sPos=5&sFile=TimeDir_22/mainstr1096899791710.mst&sTime=1096898149



 このほかにも、大平貴之さん関係の特許を数点みつけることができました。
 講演できいた大平さんの考えとしては、特許をとることでメガスターを独占化するのではなく
 他社に同様の特許を出願されて、正当な利用ができなくなるのを防ぐ為ということでした。
 現在のところ、どのプラネタリウム投影機メーカーや光学機メーカーなどにおいても
 メガスター級の投影機をつくろうとしたことはありません。
 ただ、メガスターは企業の力をもってすれば作り出すことは比較的容易に可能で
 一説によるとファミコンをつくるよりも簡単とのことです。
 逆に、メガスターのライセンスを使用したソニーエクスプローラーサイエンスの
 スタープロジェクター(恒星数 170 万個・メガスター I のライセンス)という例もあり
 大平さんとしてはメガスターと同様なものを企業がつくることについては
 歓迎する姿勢にあるようです。
 メガスターのアプリケーション利用によっては、面白い収益モデルがつくりだせることが講演にる様々な実例によって明らかにされています。
 CG と連動したハイブリッドプラネタリウムや全天周映像など、メガスターや周辺装置はまだ発展可能な要素があり、2012 年には探査衛星の観測データによって GIGASTAR の実現についても行えるはずです。
 メガスターシリーズではすでにレンズ式プラネタリウムでは世界最多の恒星数を実現していて、これからは性能より機能に重点がおかれていくことになることでしょう。
 (ちなみに CG によるプラネタリウムでは 1,000 万個ほどの星を投影するものもあるそうです)
 ライブドアさん、ライセンス利用でプラネタリウム事業にも参入しませんか ?