星は何でも知っている。
 きのうあのこが泣いていた事も。
 星、自ら光を発して輝くもの。
 星は瞬く、何かを話しかけるかのように。
 星のささやき、つぶやき。
 幾百光年、幾千光年、遠い記憶、時を越えた言葉たち。
 なぜ人は星空をみあげるのだろう。
 星はどこから来て、どこへ行くのだろう。
 古より続く生命の螺旋。
 幾億という時、計り知れない出来事。
 ひとつでも欠けていたら、僕達は存在しえなかった。
 それを思えば、生きることがこんなにも喜ばしい。
 自分が愛しくなる。
 あなたが愛しくなる。
 僕達はきっと同じ古里をみている。
 そこに郷愁を感じる。
 星屑から生まれた僕達。
 星さえも集まれば星団になる。
 星は教えてくれる。
 ひとりではないと、いつも知っている。
 千夜一夜、瞬く星の下、僕達は生きる。




 ……えーと。
 9 月 19 日(日)にかながわサイエンスパーク
 公開されるメガスターI を一緒に見に行きませんか ?
 というお話しだったのさ。