ねえ、君。
 最近よく思うんだ。
 生きるって、簡単じゃないよ。
 悩んで、立ち止まって、ぜんぜん前に進まない。
 なかなか思い描いたようにはいかない。
 誰もが悩みをかかえていて、人によっては些細なことでも
 本人にとっては死ぬか生きるか、すごくリアルに、シリアスしてると思う。
 もちろん僕の知っている君なんて、ほんの一面にすぎないと思う。
 もしかしたら誤解しているところもあるかもしれないし
 あるいは君のこと、何も知らないのかもしれない。
 それでもまだ努力する余地はあると思うし、思う存分やってほしい。
 人は外見じゃないというけれど、内面からにじみでてくるものって
 外見にでると思うんだ。
 視線ひとつ、指先ひとつとっても、洗練された人の動きはシャープ。
 半音ずれているだけで。
 美しいものが良いとは限らないけれど、良いものはいつも美しい。
 ねえ、君。
 僕なんかよりも、君のほうがたぶん気づいていると思う。
 僕からすれば今でもじゅんぶん魅力的なんだけど
 もっと魅力をもつことができると思うよ。
 ぜひともがんばってほしい。
 まだ足りない、だからこそがんばれるんじゃないかと思うんだよね。
 回り道も良いのだけど、本来やりたい路線について
 死に物狂いで取り組んでいくべきじゃないのかな。
 軌道にのせるのは難しい、本当に難しい。
 それは多くの人たちが同じように悩んでいること。
 普通にやっていたのでは道は切り開けない。
 今こうしている間にだって、眠っている合間にも誰かが努力をしている。
 たったひと月でも、人はいくらでも変わることができるし、
 変わらない努力もできると思う。
 やりたいこと、叶えたいことがあるのなら、プロになりなさい。
 男の優しい気持ちや言葉に甘えていたら、
 女としてレベルアップはできないと思う。
 No はない、いいかい、がんばるんだよ。
 それが君が決めた道なんだから。
 ねえ、君。
 がんばってほしい、応援してくれている人がたくさんいるんです。
 ここにだっているんです。
 努力を欠かさないでほしい。
 毎日かかさない。
 それができないのなら、変な夢はみないほうがいい。
 ねえ、君。
 君はひとりじゃないんだよ。
 代わりはいくらでもいるんだってさ。
 わかるかい。
 ねえ、君。
 他ではない、かけがえのない、君のことだよ。