家にサイフと鍵をおいてきたまま、鍵をかけてしまって入れません〜。
 気づくのって、どうしていつもこう扉を閉めてすぐなんでしょう……。
 仕事仲間にその話したら、車で僕を取りにきてくれるということで
 その間、また自らの愚かさかげんに嫌気がさしたというか
 ほとほと呆れたというか、誰かがそばにいてくれないと
 本当に何一つできないのだと、再度痛感しました。
 恋人募集中。
 僕って猫のように、というよりむしろ仔猫のようにかわいいです。
 母性本能をくすぐっちゃう系みたいな〜。
 で、さんざん仕事仲間には僕のことは天然だと言われまくりで
 パンをくれたり、コーヒーをおごってくれたのはいいのですが……
 甘々系のパンでもなく、ブラックだったりとかして……
 甘い生活を送っている僕には苦い経験でした。
 コーヒーはいつもカフェラテ。
 ひと仕事終えてからは、しかたないので合鍵を使うために
 オタンコナースコール。
 頼みますから、看護士の人は僕を見て「太くて良い〜」とか言わないでください。
 そんなにオナカ出てますか、デブヲタですか。
 おもむろに腕をつかまれて、何やら血管を指でなぞられて
 「採血させて、この太い血管良い」という脅迫を拒否していたら……
 別れ際のセリフが「いつか絶対挿す」でした。
 やだおー、痛いのやだおー、注射きらいだおー。
 そうこうしつつ、イージーライダーで近場をナイトランしていたら
 リカベントに乗った人──しかも、襟つきのシャツ──をみかけて
 意外にも地元にまで未来交通システムに乗った人がいるのだと驚きました。
 なぜか自転車のチェーンロックもなくしてしまって
 きょうはよく鍵をなくしたりする日だったと思いました。
 ひょっとしたら僕自身、何か大切な未来への鍵を
 気がつかないうちに置きざりにしてしまっていることを
 暗示しているのかもしれません。
 いつか時が訪れて、すべてが終わる日に
 何を思うのでしょうか。
 何を悔むでしょう。