今月はとにかく、迷走していた月でした。
 行きたいイベントにはひとつも行かずに過ごしました。
 僕のなかではそのたび葛藤があって
 きょうも、コスドル主催わんないとせっしょん vol.4 へ
 行く事を断念しました。
 苦渋の選択でした。
 PocketPC FAN GIRL を企画してからというもの
 被写体となる人や、そのまわりの環境を知る必要があると思って
 彼女たちのステージは参加可能なものにはできるかぎり行く
 というスタンスでした。
 少しでも理解してあげたかったから。
 それ自体楽しさにあふれていて、たくさんの人達がいて
 出会うことがとてもうれしかった。
 ある時、僕は翼を失いました。
 いや、やっとそれに気がついたといったほうがいいのだと思います。
 何に対しても否定的になっている自分がいて
 抑圧の日々が続きました。
 人は生きるために成長し、また成長するために生きるのだと思います。
 保守的になるばかりでは、そこに発展はありません。
 失敗もなければ成功もありません。
 なにしろ競争することがなく、そして共奏がありません。
 他人の干渉から遠ざかることによって垣間見る、
 悲しみも喜びもない、限りなくスタティックな世界。
 誰も傷つかずにすむ、なにより誰も傷つけずにすむ、そんな理想の世界。
 けれどそれは、狂想にすぎない退行への逃避だったのかもしれません。
 現象の世界にいながら、それから逃れようにも、いくら世界の果てを探しても
 雲や虹を追うようなものなのかもしれません。
 おとといの日記は、申し訳ありませんでした。
 抑制してきた感情を、僕は外に出さずにはいられませんでした。
 不快な気持ちにさせてしまったなら、ごめんなさい。
 ご心配いただいた人たちには、ありがとうございます。
 すぐに自分を取り戻すことはできないかもしれませんが
 また来月からは、じょじょにやっていきたいと思います。
 何もかも、取り戻すんだ。