熱しやすく冷めやすい、僕もそういう性格なのかもしれません。
 好きなものをみつけると、情熱があふれるあまりまわりが見えなくなったり、
 あるいは周りをまきこんでまで、好きだと叫ぶように作品制作をしたり、
 とにかく衝動が抑えきれないところまでいってしまいます。
 それと対照的に、突然我に返ったように「何をやっているのだろう……」と
 自らの両の手のひらをみてしまうことがあります。
 あなたにもそういう経験がないでしょうか ?


 そんなことを考えていたら太宰治の「トカトントン」という作品を思い出して
 つい読み返してしまった。
 作品の最後にトカトントンの病にかかった人あてに作家が返答をだすのですが……
 僕はまだ、それについて霹靂を感じることができません。
 ただ、なぜかヴィヨンの妻であるとか、読んでいるうちに
 僕を太宰治のような人だと形容された方の言葉の意味がなんとなくわかってきました。
 今いるこの僕が、昔読んだ太宰治の小説の影響を色濃く受けているのかどうかは知りませんが
 たしかに一致する部分があったり、なかったりして……
 ただ、太宰治と違って僕は女性とのつきあいもないし、お酒も飲まないし、才能もないわけですが……
 そんなことを思っていたら、僕は今まで自己催眠をかけてしまっていたのではないかと気づきました。
 なんて説明していいのか言葉に迷いますが、自分を PocketPC FAN として
 演じなければ生きていくことすらできなかったことであるとか……
 知らず知らずのうちに自らに暗示をかけてしまっていたのではないかと思います。
 その催眠が、きょう解けた。
 今まで、見栄をはったり維持になっていてやっていたことだとか
 話しを聞いても反発してしまったり、理解できなかったことが
 なぜか今はすごくよくわかってきて
 素直になることで、自分がようやく見えてきた気がします。
 そして、人から教えてもらってきたことを、今ならすべでて吸収できそうです。
 ただ、それも今という限定的なものにすぎないはずなので
 素直な気持ちを持続できたら……と思っています。


 支離滅裂な日記ですみません。
 後でまた書きなおすかもしれませんが
 とりあえず、今の僕の心はちょうどきょうの空のような感じです。