ユビキタス IP 電話端末

◆[富士通研究所]無線LANと公衆無線網をシームレスに切換えられる無線IP電話を開発〜自由に業務アプリケーションを搭載でき、幅広い用途に利用可能〜
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2004/06/23-1.html


 富士通ソリューションフォーラム 2004 ユビキタス・オフィスブースに展示されていた
 「ユビキタス IP 電話端末」にお興味を持ちました。
 無線 LAN と PHS などの公衆無線網をシームレスに切り替えることができる
 オープン性と携帯性がコンセプトとなっている端末が参考出展されていました。
 外見はストレート型の携帯電話で、INFOBAR を彷彿とさせるデザインとなっていて
 本体上部には CF スロットを備え、AirH" などの通信カードを
 差し込む事ができるようになっており、端末には AH-H403C と思われる
 アンテナを目にする事ができました。
 本体サイズは 48.3 × 17.1 × 134.3 mm で、ボディーカラーは
 パールホワイトとなっていて、液晶のふちはブラックとなっていました。
 CPU は PXA 273 、OS には Windows CE .NET 4.2 が搭載されていて
 PDA と IP 電話が一体化し、なおかつ通信カードの利用によって
 公衆回線による音声通話、そして VoIP 音声通話ができてしまうという
 さながらスマートフォンであるかのような、魅力的な端末でした。
 ショウケースの中に 2 台用意された端末は、実際の実験機となっていて
 同機種については、まさに世界で 2 台しかないとのことでした。
 法人分野で秋頃、発売したいとの考えがあるようです。
 今回展示の実機デザインに関してはデザインセンターに
 3 パターン用意してもらったうち、INFOBAR ぽいものを採用した
 ということでしたので、意図的なものがあったようです。
 折りたたみ端末が主流の今、ストレート端末は不思議と良くみえました。
 WindowsCE .NET 4.2 搭載なので、PDA ユーザーには
 非常に使いやすい端末であると思います。
 僕としては Pocket LOOX v70 よりも、こちらの端末のほうが
 むしろほしいくらいでした。
 値段的にも Pocket LOOX v70 と同等程度で出したいと
 係員の方にお話しをうかがわせていただきました。