ポートレイトにおいてはカメラマンは
 演出家的な要素が色濃く強いように思います。
 モデルの表情やポージングは
 カメラマンの指示によるところが大きく
 どんな写真を撮りたいのかを伝えていって
 それをモデルにこたえていってもらうもののようです。
 写真はコミュニケーションが大事で
 カメラマンが一方的にシャッターを切るのではなく
 しっかりモデルと対話していくことで
 写真を見る人が嫉妬してしまうような作品が
 うまれてくるのかもしれません。
 これはとても面白いことです。
 モデルとカメラマンは人間同士なので当然相性があります。
 その人にしか見せない表情というのがやはりあって
 同じモデルでも、カメラマンによってまったく感じがかわります。
 初対面の相手より、2度、3度と、回を重ねることで
 よりモデルの表情を引き出すことができたり
 モデルもカメラマンの求めるものがわかって
 それにこたえようとしてくれます。
 写真を見るとモデルの魅力や
 カメラマンの人柄みたいなものがかわって
 すごく面白いです。
 あなたなら、どんな表情を引き出せますか ?
 僕は、ポートレイトは苦手です。