■
晴海から帰る途中、日比谷あたりで職務質問されました。
相当あやしかったようです。
自分でもあやしい人物だと思っているのですから、そう思われて当然だと思います。
いつ呼び止められてもおかしくないと思っていましたが、ついに機会がやってまいりました。
警察の方には前から行っておきたいことがあったのですが、なかなか言い出す機会がなかったので、これは千載一遇のチャンスです。
晴海からの帰り道だと言ったら「ええー、50 km くらいありますよ」とか驚かれたので、「いや、38.88 km しかありません。行きに距離計で測っていたので間違いありません。誤差はあるでしょうけれど」と答えておきました。
どこで買ったのかとか、いつ買ったのかとか、名前を教えてくれとか、とんだ街角アンケートによる個人情報収集がはじまってしまったので「働いていないと自転車なんて買えないでしょう」というと「大学生かと思って」と言われたので、
「僕ってかわいいほうですか、それともカッコイイほうですか」と逆質問してみたら、やはりかわいい系らしいです。
警察の方が「自転車乗っていってしまう人もいますから」とか言うんで「こんなクロスバイクでもあなたの退職金くらいしますからね〜、安いものでも 60 万はしますよね、これは 2 万円ですが」と言うとさらに驚かれていたので「あらぬ罪でうたがいをかけるなら、不正になるんじゃないですか。その前にあなた何者なんですか、本当に警察の方なんですか。本当の警察の方だったら、僕の前にでたりしませんよね、それって進路妨害っていうんでしたっけ、行く手を阻む必要なんてありませんよね。警察屋さんっていうのは悪い人の集まりなんですか、毎日のようにあなたの会社のことニュ−スでみてますよ。あ、ネクタイまがってますよ、まずはあなた方から襟元ただしてくれないと、聞いてくれる人も言うことをきかなくなるんじゃないですか」と談笑しました、心の中で。
なにげにイージーライダーで警察の方とドックレースみたいに公道バトルでもしかたっかのですが、いちおう善良な市民のふりをしておかないとヲタだということがネタバレして別の罪で余罪を追及され「生きている意味ないよね、ダメ人間なんだから」とか言われて、あれよあれよという
間に極刑っぽかったので無償にてプライベートアクターをご提供してみました。
ちゃんと警察はシステムが動いているようですね。
でも、まだ購入店が防犯登録出してくれていなかったようです。
いいかげんなシステムを動かしているんですね。
まあ、この日記は実話をもとにしたフィクションなので、すなわち全部ネタなんですけどね。
本当にあんなこと言ってたら、ひねくれものですよ。
職質してきた方は良い人でしたしね、どうでも。
お勤めご苦労様です、日ごろの激務お疲れ様です、これからも日々のパトロールよろしくお願いいたします。
平和な社会のために、安全に生活をしていくために。
だからお願いです、どうして取り締まる必要があるのかと聞いたときに「仕事だから」とか言わないでください。
査定にひびくとか、点数がどうとかの都合で呼び止められるのはご勘弁願いたいですし、協力しかねます。
子供たちがカッコイイといって憧れる、熟年の方から「ご苦労さま」と言ってもらえる、みんなに尊敬されて、秩序を守る、そんな正義の味方でいてほしいです。
ヒーローでいてほしいのですよ。
それとも、正義なんてないのですか ?
答えてほしかった。
夢を失ってしまうことは、死んでしまうことよりも悲しいことだから。
夢のない人、夢を壊してしまう人は、人として大切な何かを失っているよ。
僕に正義をください。