ジャージー牛乳を飲んでみました。
 通常売られている牛乳は安くても 1,000 ml あたり 140 円台、高いものでも 250 円程度のものですが、このジャージー牛乳はそれとは逆行した 528 円という高価格が設定されています。
 その値段付けを見てしまうと、いったい他の牛乳と何が違うのか、どんな味がするのか気になってしょうがありません。
 TBS ラジオの番組「ミックス」の中でほぼ日刊イトイ新聞プレゼンツのコーナーがあって、その中でも取り上げられていたので、なおさら興味が湧いていました。
 今回はそのジャージー牛乳の入手に成功したので、さっそくファーストインプレションをお届けしたいと思います。
 まず、パッケージですが、他の牛乳は白や青といったさわやかなものが多い中、タカハシ乳業のジャージー牛乳においては赤を基調としているのが特徴的です。
 赤といっても MEGUMILK のようなかわいらしい色ではなく、高級感を思わせる、落ち着いたものとなっています。
 中央にはジャージー牛の画像、その上部に「低温殺菌牛乳」「4.5%(脂肪成分)」という文字が大きく描かれています。
 この脂肪成分の数字は他の製品のものを見ると 3.6% 〜 3.8% が通常使われているようです。
 パッケージのデザイン的の品の良い感じからも、目に飛び込んでくる文字や数字といった情報からも、すでにこの製品が他のものとは一線をかすハインエンド製品であることを消費者は目の当たりにすることが容易にできるでしょう。
 パッケージの文章を引用すると「ジャジー牛乳は、中世の王宝や貴族のための牛乳として愛飲されてきました。」「ジャージー種の乳牛は、英仏海峡ジャージー島で純粋繁殖されてきました。日本でも限られた地域で大切に育てられ、その乳質や味わいはまさに牛乳の王様です」とされています。
 続いて、パッケージを開封してみましょう。
 開封したとたんに、牛乳の豊かな香りを感じることができます。
 グラスがないので、急きょコップを用意して注いでみました。
 とても濃い白色をしていて、通常の牛乳というより、のむヨーグルトのような濃さを感じます。
 くわえて大きくあわ立ちがありました。
 いよいよ一口、飲んでみます。
 コップを傾けると、斜めになった部分に牛乳の気泡がついていました。
 水面に近い位置には、下に落ちきれなかった白い後が見えました。
 濃い、とても濃ゆいのが一口ふくむとすぐにわかります。
 これまで飲んできたどんな牛乳よりも、ジャジー牛乳は濃くて豊かな味わいがあって、ゆっくりとそれは優しく口の中で溶けていくような感覚でした。
 それでいてしつこさがなく後味はすっきりしているようです。
 これにはちょっと驚かされました。
 すこぶる美味いのです。
 ホットミルクにして砂糖をいれて飲むのが僕は好きなのですが、たぶんそうしてみた場合にも、おいしいであろうことが瞬時に想像できる。いや、たぶん想像を絶するのではないでしょうか。
 残念ながらホットミルクを作れる環境に現状いないため、それについてはまた別の機会に追って報告したいと思います。
 今度はまたニ・三口飲み進めてみます。
 ジャージー牛乳を味わうだけでも、何か癒されるような心地のよさを感じてしまいました。
 就寝前に牛乳を飲むと、よく眠れるというが、なんとなくそれがわかる気がします。
 ゆっくりと溶けていくミルクの感覚はなんとも言えない、不思議な気持ちよさやうれしさがあり、頭がすっきりとするような感じさえします。
 まるでストレスや心の中のわだかまりといった負の意識も一緒に溶けていっているような気さえして、なんだか嫌なことも忘れて元気になれるのです。
 溶けていく過程をおって楽しむのもが、また面白いです。
 時間にするとほんの 1・2 秒の出来事ではあるのですが、味の奥行きは感覚としてもっと長いものとして感じられるかのようです。
 ジャージー牛乳を飲んでしまうと、他のものがまるで水割りのように薄く感じるほど、やわらなか飲みごこちです。
 ぜひ一度、食卓にてご家族でお試しいただきたいな、っと思います。
 きっとご満足いただける一品となっています。


 そういえば、牛乳を飲むと胸が大きくなるという迷信があるそうです。
 ウシチチ !