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きのうは、僕の操作ミスで当サイトのファイル消失という
トラブルをまきおこしてしまいました。
見にきていただいた方には申し訳なく思っています。
メールで励ましていただいたり、ご心配おかけしましたが
おかげさまで復旧できました。
メッセージをいただけると気持が伝わってくるようでうれしいです。
現在、世界的には PDA は携帯電話機能を融合した Smartphone へとシフトしていっています。
PDA としての機能だけのものは、IDC の調査をみると前年比 18 % 減という厳しい状況です。
国内でも量販店の PDA コーナーが縮小傾向で、売り場は携帯電話と電子辞書にとってかわられていっています。
そんな中でも PDA ライターの井上真花さん主催による PDA コンソーシアムが立ち上がったり、店頭販売はされずとも hp の iPAQ シリーズがオンラインショップで好調です。
CLIE シリーズも先日、新機種を発表したばかりですが、4 月以降にも有機 EL ディスプレイ搭載機の噂がでていたりします。
昨年の第2四半期ごろ抱えていた不安は一変して PDA をとりまく環境、ホットスポットなどの整備も進んできていて好転していっているように思います。
まだまだ手放しで喜べる状況ではありませんが、週刊アスキーに PDA のページができたり、春ごろには WindowsCE FAN さんのほうでお台場 TFT ホールにてイベントを開催する予定があるなど、媒体での露出や活動が見受けられる状況です。
CLIE PEG-TH55 は PIM という PDA の根本的な要素に着目して開発された機種であったり、iPAQ h4150 は Pocket PC でありながらも Palm OS 搭載機のような小型ながら素早くレスポンスを返し、しかも充実した無線機能を搭載するというそれぞれ魅力のあるモデルを投入できるようになってきています。
PDA を普及させる方法などについてはこれまでにも多く論じられてきたことだと思います。
企業とユーザーとの距離を縮めてニーズにあうものをつくるとか、すぐに理想の PDA 像みたいなものの話へ向かっていく傾向があるようです。
理想を追い求めることはいいことですが、たとえ自分たちの理想の PDA があらわれたとしても、それが PDA 普及の鍵になるとは僕には思えません。
PDA に限ったことではなく、どんな道具でもそうでしょうけれど、一時期は満足できても際限なく欲求は続いていきます。
現在ある PDA をもっと見てほしいと思います。
今使っている PDA にこれがあったら良いとか、ここが不満だという点はあると思います。
PDA が絶対必要だという人はたぶんそれほどいないと思いますが、みんな PDA があれば生活や仕事が便利で快適になることを知っているからこそ、毎日持ち運んでいるのではないでしょうか。
その便利さを伝えられる人と媒体、そして活動が増えていけばいいのではないかと思います。
企業側もくるしいとは思いますけれど、ドラマに PDA を使っているワンシーンをいれてみたりとか、コラボレーションしていってほしいと思います。
お台場ダイナソーセンターのように PDA を使った施設だとか、ミクロ楽団のように PDA を使ったイベントなど、一般の方が PDA について知る機会になるようなものも増えていくといいんですけれど……
PDA は今は個人利用が中心でグループウェアなどもありますが、Bluetooth や無線 LAN を使って対面する相手とコミュニケーションできるようになるといいと思います。
いまは赤外線を使った名刺交換などですが、せっかの無線なのでパーティプレイができるゲームだとか、P2P で音楽を共有したりとか、同じデータを複数の端末で同時に見れたりとか、ホットスポットにアクセスした時のようにそのエリアの情報を表示してくれるとか、無線を使った楽しい試みが今後あるといいですね。
ヨドバシカメラやビックカメラなんかでホットスポット導入して PDA 持っていけばフロアマップや価格情報、クーポンがでるとかすればいいのにとか、思うのですがどうでしょう。
りんかい線 IT すぽっとでは、その場所で接続するとプレゼントに応募できる企画があったりしました。
ホットスポットは無線アクセスだけでなく、そういったその場所ならではのサービスとかも提供していけば、お店と事業者、地域などでコラボレーションできるのではないかと思います。
複数の人で PDA を使って遊べるソフトなんかがあると面白いと思います。
ここまで書いてしまうと、僕も理想ばかり語っているようだと
ちょっと我にかえってしまいました。